寝室のリフォームを成功させるコツ

自宅のリフォームは壁紙や間取りなど場所ごとにやり方が大きく異なります。中でも特に気を付けなくてはいけないのが寝室です。寝室は睡眠を始め日常生活の疲れを取ることを目的とした部屋なので、気持ちをリラックスさせられるように快適性を重視しなくてはいけません。寝室のリフォームをするに当たって最初に考えなくてはいけないのが備え付ける設備の選定です。前述したように寝室は心と体を休ませる場所なので物を置きすぎて空間を圧迫させてしまうと逆にストレスを溜める原因になります。ベッドを始めとした寝具類、1年を通して快適に過ごすための空調設備など最低限に留めておかなくてはいけません。

設置する物を決めたら次に行うのが設備の機能の確認です。一見すると特に影響はないようにも感じられますが、寝室の設備の機能性は睡眠の質を左右する重要なポイントです。適当に選んでしまうと夜中に何度も目が覚めてしまうなどのトラブルが起こりやすくなります。照明の明るさやエアコンの効き具合など細かい部分までチェックをして決めることが大切です。寝具に横になったままリモコンでスイッチのオンオフができる物を選ぶと移動の手間を省いてより快適に眠りにつくことができます。

寝室のリフォーム

設備の選定、機能の確認作業が終了したら最後に行うのが間取りの設計です。リフォームをする人の中には先に間取りを決めてそこに当てはまるように設備の置き場を決めようとする人も少なくありません。この手順で進めてしまうとサイズが合わずにイメージしていた場所に置けなくなる場合があります。寝具に横になった時のエアコンから出る風の当たり具合、スムーズに移動ができる導線の確保など様々な点を考慮しなくてはいけません。朝日を浴びながら自然に目が覚める生活を送りたい人は、風通しだけでなく寝具の頭の位置と日差しの角度を計算して窓を設置するのがポイントになります。

都市部での生活では昼夜を問わず外の生活音が気になるケースも珍しくありません。騒音は安眠の妨げとなるので費用が高くなっても壁や窓ガラスに防音加工を施す工夫が必要です。そのほか、高齢者との同居や自身が年齢を重ねた時のことを想定して部屋と廊下のしきりに段差を作らないバリアフリー化も忘れてはいけません。